今回は、僕たちが仕事をする上で大切にしているスタンスについて書いていきたいと思います。
■出雲SPICE LAB.が大切にするスタンス
やり方:
仕事に必要不要問わず、知らないことを知り、知識をつけ、経験を積み、常に盲点を可視化しよう。
あり方:
できなくて当たり前。常に行動する。決めたことを期限までにどんな方法でもやり切る力、コミット力を身につけ、不能を可能化しよう。
これは、とあるマーケティング研修で講師の方が話していた内容を、大いに参考にさせてもらいながら考えたものです。
当時この考え方に出会ったときから、このスタンスを個人的に大切にしていて、今では出雲SPICE LAB.の仲間とも共有しています。
盲点を可視化する
前回少しお話しした通り、僕は知らない世界を知ったり、自分の価値観が崩されるような新たな発見があるとすごくワクワクします。
一方で、ちょっと触れただけで満足してしまうところがあり、「知って終わりかよ」と自分で自分にモヤモヤすることがありました。自分とは正反対の、職人気質で一つのことを深く突き詰めていくタイプの人に憧れたりもしました。
そんなときに出会ったのが、「人間の成長には2つのステップがある」という話です。
ひとつ目が、「見えないものを見えるようにする」というステップ。
たとえば、「こんな風になりたい」「あんなことをやってみたい」というのは、その願い自体が見えていないと、できるようにはなりません。もっと言うと、見えていないものは選ぶことすらできないわけです。
だから、これから自分がどうなりたいのか、どんな風に生きていきたいのか考えるときには、まず自分の盲点を可視化して、見えるようにするのがとても大切です。
不能を可能化する
そして、成長のステップのふたつ目は、「出来ないことを出来るようにする」ということ。
1ステップ目で「見える」ようになったものの中から、やりたいことを選んで、できるようにしていく。その過程ではもちろん失敗もするし、最初からうまくできなくて当たり前。
でも、継続して取り組めばいつしかできるようになって、自分の経験や人間性がつくられていく。それが、人が成長するということ。
講師の方からこの話を聞いたとき、すごく納得したのと、自分に対して感じていた「知って終わりかよ」というモヤモヤが晴れたような気がしました。
自分は、「見えないものを見えるようにする」というのが好きだし得意で、成長の1ステップ目はクリアできている。あとは「できるようにする」ことを頑張ればいい。そう思えて、すごく救われた気持ちになりました。
それ以来、職人気質の人を羨むことも少なくなったし、「できない」ことに対して自分を責めることもしなくなりました。できないことが多いということはつまり、「見えるようになった」ものが多いということ。それ自体はすごくポジティブなことで、あとは一つひとつできるようにしていけばいい。シンプルに、ただそれだけだな、と考えています。
スタンスを仲間と共有する
この考え方を一緒に働く仲間と共有することによって、良い変化もありました。
お互いが「成長の2ステップ」という共通認識を持っているので、「今は“盲点の可視化”に取り組んでいるんだな」とか、「視野を広げたうえで、その中でもこの部分ができるようになりたくて頑張っているんだな。気長に待ってみよう」といった風に考えられるようになったんです。
こういう感覚を持てたのは自分にとっても良いことだったし、仲間たちからも「すごくやりやすくなった」という声をもらったりしていました。なので、今でも変わらず大切にしているし、出雲SPICE LAB.でも常日頃からこのスタンスを共有させてもらっています。
結果を焦らない
「見えないものを見えるようにする」過程には、無駄もたくさんありますし、すぐには結果に結びつかないことも多々あります。
それこそ、学生時代の世界一周中にスパイスに触れたときは、「おもろいなー!」と思って終わりでした。でも、何年も経ってから自分の中でスパイスと農業が結びついて、「もっと勉強したい!」と思ったのが出雲SPICE LAB.の原点になっていたりします。何がどこで実を結ぶか分からないものです。
目の前の仕事に追われて“盲点の可視化”に取り組めていないときは、「うまくいかないわけじゃないけど、80点の成果」みたいなことが結構多いよな、とも思っています。
逆に、休日は人に会いに行くとか、新しい場所に行ってみるとか、そういうことができているときには、突然なにかがバチっと繋がって120点の成果が出せることがあるんです。
最近でも、イベント中にふらふら~っと散歩をしているときにアイデアがひらめきました。今はそれを形にできるように試行錯誤している最中です。
絶対に何かに繋がるという保証はないけれど、常に“盲点の可視化”を心がける。このスタンスはやっぱり大切だなと改めて実感しています。
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今回は、「大切にしているスタンス」についてお話ししました。
また次回もお読みいただけると嬉しいです。